④数脈について
- 伝統鍼灸 渓風院
- 2022年8月29日
- 読了時間: 1分
更新日:2023年1月7日

数脈とは?
【一息5〜6至以上】
滑数、洪数等が重なる→熱証
濇数、細数等が重なる→寒証
突然の数脈 →外邪
久しい数脈 →虚損
数脈の解析
①胃の気(正気)の虚衰
②邪気の旺盛
邪気が盛んや正気が著しく虚衰しても数脈になります。
寒熱あり。単に熱としてはなりません。
最近
私がコロナになった時に体験したエピソードですが、初めて症状が出て、
脈 一息6至以上 按じて滑大 全体にしてやや浮
この脈に触れた時にいつもの風邪とは違う脈をしているので、すぐにコロナと疑いました。
そして、ある治療を施し数脈がとれ、表証が取れたと判断し、裏の内熱に対して治療を行おうとしました。
すると、数脈が出て頭痛、鼻水、肩こり、発熱の風邪症状が再度出てきたという経験があります。
いくら数脈が取れ、脈が浮いていないからといっても、脈だけで表証が取れたと判断してはいけないことを改めて実感し、この部分はまだ自分自身も勉強しなくては行けないと思っております。
Comments