半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)/漢方
- 伝統鍼灸 渓風院
- 2023年4月15日
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半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

本方は脾胃不和に対する代表方剤です。
※脾胃不和→胃腸の機能が弱るもの
「嘔して腸鳴し、心下痞するもの」で、
悪心・嘔吐・心窩部の痞えという「胃気上逆」の症状に加えて、下痢、腹鳴、腹痛という脾気下降の症状を伴う人の「脾胃不和」に用います。
一般には、突発する悪心・嘔吐・胃部の痞え・腹鳴・下痢で、やや冷えの傾向or軽度の炎症傾向がみられる場合(寒証も熱証もともに強くないとき)に用いてよく効きます。
【組成】
半夏9g
黄芩6g
乾姜6g
人参6g
炙甘草6g
黄連3g
大棗4g
【効能】
調和脾胃
開結除痞
寒熱併調
【主治】
脾胃不和
心窩部がつかえて脹る・悪心・嘔吐・腹鳴・下痢
【病機】
脾胃の昇降の気機が心下で結し、「心下痞」と昇降失調が見られる病態。
「心下痞」は、少陽病という熱証に瀉下を行ったために、寒性の瀉下薬で腹が冷えて下痢となり、上部の熱証(胃熱)と下部の寒証(脾寒)が胃腸で互結して生じると考えられる症候です。
※痞え感はあるけど、圧迫しても痛みや抵抗がない状態。
○名前が似ている漢方
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